Tuesday, September 02, 2008

吉野葛

葛をご存知だろうか?日本人には聞きなれているが実際料理に使っている人は少ないんではないだろうか。このマメ科の葛の薬効はなかなか知られていないが でんぷん食品のなかで唯一、イソフラボン誘導体を含んでいて 血中コレステロールを下げたり、更年期障害の軽減などに有効だそう。のどが痛いときにも葛湯を飲んだりするので風邪の初期症状にも効く。この夏は葛饅頭をいろんなところでいただいたので 蒸し暑い夏のほてった体の熱をとることもできるんだろうと思う。 ”葛、葛”と日本に滞在中に呪文のように唱えていると 奈良に住む友人が吉野本葛をお土産に持ってきてくれた。友人曰く、あつあつの葛でとろみをつけただしとうどんに すりおろした生姜とすりゴマ、湯葉をのせ 汗だくになって食べると最高においしいと教えてもらう。これはぜひ 寒い冬に作ろうと思う。 今回考えたののが 冷たい葛のだしをはった いくら丼。塩蔵いくらの塩気とかつおと昆布で取った薄味の葛だしが マッチし料亭でいただく懐石の〆のような一品に。あ~葛様 最高!