Thursday, May 24, 2007

初仕事

勉強と実習ばかりの9ヶ月間が過ぎた。これからの半年は研修期間になる。
学校の経営するレストランの厨房に配属された私は 初日からゲストに出す魚料理を担当した。先生に ”どなたかレストラン経験者はいますか? 日本人?じゃ、魚を担当して”と いきなり言われ 思わず凍りついた。。先生、私まだこのレストランのメニューも見てないんだけど。。










記念すべき自分の厨房の持場。








Chef Pepin

この日はとっても有名なシェフが来た。いろんな料理番組に出ている人で本も30冊近く出版している。フランス人だけどボストン大学をでているからなのか とても英語が上手だった。うちの学校のフランス人の先生はフランス語なまりがものすごくて英語がとてもわかりにくい。チキンのファブリケーションも早くてついていけなかったぐらい。





Monday, May 21, 2007

料理の鉄人


テストが終わったのもつかの間 料理の鉄人が行われた。
私のグループのテーマはトマト。私が作ったのはキンワのトマトストックで煮たものにグリーンミニトマトのコンポート添え。他の子がトマトのシャーベット、トマトのコロッケ、トマトのスムージーなどを作り かなりがんばったが 1票差で テーマが豆のグループに敗れる。なかなか 鉄人もやってみるとおもしろい。

Final Exam 










筆記と実施の試験が終わった。これでテストは卒業試験のみとなる。
くじ引きでメニューが決まる。ラッキーなことにアジア料理が3つのうち2つあった。
マレーシア料理のサテーと なっんちゃって日本料理のサーモンと梅酒風味のそば。
プロバンス地方のペストスープ。
おそばは 会計士時代にNobuUbonとうレストランの人たちに連れて行ってもらった”Shark”で出されていたメニューである。なぜかこのクラスでは日本料理として習ったが これは典型的なカリフォルニアクイジーヌだと思う。
これからあまり勉強しなくていいと思うとほんとにうれしい! 子育てと学業の両立は難しいからね。



Vegan cuisine ベジタリアンセミナー 

学校にゲストシェフが来ていろんな料理デモを 自分の生い立ちなどといっしょに話をしてくれる。刑務所のキッチンの床拭きをやっている間に料理を覚え 10年の刑期を終えた後 3年間のタダ働きをへて べラジオのエギゼキティブシェフになったアメリカンドリームなシェフもいる。


スパースターに近いシェフもいて テレビのカメラ撮影クルーといっしょにやってくる。


私はいつも3時おきで疲れているのでずーっとセミナーに参加しなかったが なぜかフレンチのベジタリアンのデモがあると聞き 早速参加してみた。


ベシャメルソース(グラタンのホワイトソース)をなんとカシューナッツを煮てミキサー入れたものにイーストフレイクを加えて作ったのにはとても感動した。それにホワイトソースと同じ味で濃厚。開眼である。


http://madeleinebistro.com/index.html レストラン情報。
キンワ(雑穀)とフェンネルのコールスロー 

紫蘇で野菜を巻いた一口サラダ




Sunday, May 13, 2007

Macrobiotic lecture

少し前から申し込んでいたマクロビの陰陽のクラスに行って来た。上記写真のさなえさんとエリックさんご夫妻のレクチャと料理デモを通していろいろ習うことが出来た。お二人は私がめざす フレンチマクロビのPersonal Chefなどもされていて クライアントにはマドンナなど有名人がずらり。 なんとも仲むつまじい様子で これもマクロビの食事の賜物ではないかと思う。(うちの主人の攻撃性はインスタントラーメンに違いないと確信した。) ご夫婦で先月出版された本には 日本食に近いがアメリカ人にも抵抗なく受けいられるレシピが載っている。

日ごろからベジタリアンとマクロビの違いはなんぞやと考えていたが 違いはマクロビは陰陽のエネルギーの理解を活用したものだということがわかった。陰陽とは何かというと 残念ながら難しくてあまり理解できなかったが 暗記したことでいうと 冬に成長するにんじん、かぼちゃ、切干大根は陽性よりの中庸食品。熱帯性原産の食べ物は陰性で避けたほうがいい食品。コーヒー、砂糖などは極陰性食品でマクロビでは一切使わない食材で、お肉 卵 チーズは極陽性で避ける食品。

同じ料理でも 陰陽に分けられる調理法と材料選びも習った。陰陽は深いのである。


プレスサラダ陰


プレスサラダ陽



金ぴら陽






金ぴら陰


Wednesday, May 09, 2007

Pad Thai

アジア料理の週が始まった。日本、中国、東南アジアの料理を習う。
タイ料理、マレーシア料理、インド料理、ベトナム料理は香港時代から慣れ親しんだ料理で やはり食べるとホットする。こちらに来てデリバリーでオーダーしてもあまりおいしくないので あきらめかけていたが 自分で作れるとなると 早速材料を買いに各国のマーケットに走った。

Pad Thaiのあの甘酸っぱさは タマリンド(左写真)というスパイスから来ていたのを知り 正直感動した。てっきりケチャップから風味がきていると思っていたので タマリンドを使って作って試食したときは これだっ!と 思わずあつくなってしまった。 ちなみにオレンジの色はパプリカから来ている。



Saturday, May 05, 2007

Hawaiian Luau





家族と友達を招待できる”Luau”というイベントバッフェを行った。300人分を作ったが実際に来たのが500人以上だっため 食べ物が足りなかった。全部のメニューを作る事は出来ないので 分担してやるが 全てテストにでるので 味見をする必要がある。お客さんにも全てを味わってもらうことが出来なかったので 当然生徒も食べられず。子豚の丸焼きやロミロミサーモンなど50種類以上の料理があった。
このクラスが最後なので主人にも来るようにいったが 来る道に迷った事とバフェットの列をみてかんしゃくを起こし 会社にトンボ帰りした。相変わらず 味気ないと落胆するが 朝4時から 先生に怒鳴られっぱなしの上 ものすごい忙しかったので何とか気を取り直す。妹とそのお友達に 子連れで遠いところから来てもらった。小さい子供たちがいるのに 大変だったと思うが 何とかデザートまで食べたところを見届ける。あれっ そういえば 近くにお住まいの料理好きのお友達も呼んだのに姿がないので 電話をしてみると なんと違う教室のメキシコ料理をだしているファミリーイベントでデザートまで間違って済ましたと 大笑い。それはそれで ダブルに経験してもらったので良かった。皆さん 来てくれてありがとう!